ワインというと一般的には赤や白で知られていますが、他にもロゼやスパークリングワインがあります。
選択肢が豊富なのは魅力ですが、産地やブランドの違いも含めると、数が膨大になるので選ぶのが難しくなります。
しかし、それぞれの違いやポイントを理解すれば、選び方が簡単になりますから、ポイントを押さえてワインを選ぶときの参考にすることをおすすめします。
赤は黒ブドウを原材料としているもので、実だけでなく皮や種も使っていることから、味に渋みが含まれます。
フルボディは味も香りも濃厚ですが、逆にライトボディは色が薄くて軽く飲めますし、ミディアムボディは名前の通り中間に位置します。
このように、赤は味や香りの濃さで比較検討するのが選び方の基本で、濃い味の料理にも負けないことから、肉料理と合わせやすいです。
ただ、濃い味同士だとぶつかってしまうこともありますから、あえて反対の組み合わせを試してみるのもおすすめです。
白は味や香りの濃さよりも、辛口か甘口で分けることができます。
原材料は白ブドウですが、赤と違って皮も種も取り除かれて使用されます。
色が薄いので味も濃そうですが、どちらかといえばアルコールによる辛味だったり、口当たりの良さが違いにあらわれます。
辛口は酸味が増して味に締まりがありますし、甘口は酸味がマイルドで飲みやすいです。
白は魚料理と相性が良いといわれているので、魚料理に何を合わせるか迷ったら、ソムリエやウェイターにおすすめを尋ねて白を試してみましょう。
ロゼワインはピンク色に特徴があって、原材料に黒ブドウを使用しますが、発酵の途中に果皮を取り出すのが赤との違いです。
赤ワインほど濃厚ではなく、比較的スッキリとした味わいで和食との相性も良好です。
性質的には赤と白の中間ですから、酸味や辛味といった特徴も控えめです。
冷やして飲むのに適しているので、夏の季節に合うといえるでしょう。
シャンパーニュ地方のように、一部の地域では赤と白を混ぜて造るところもあるので、その点も頭に入れて比較検討してみるのが良いでしょう。
スパークリングワインは炭酸ガスを発生させる製法で造られるもので、シャンパーニュ方式とシャルマー方式に分けられます。
シャルマー方式は二次発酵を行う点がシャンパーニュ方式と異なります。
フランスやイタリアにスペインやドイツと、ヨーロッパの各国で造られており、異なる呼び名や代表的なブランドがありますから、これらの違いを比較するのが楽しみ方の1つとなります。
白のスパークリングは料理を選ばず何にでも合いますが、ロゼのスパークリングはやはり濃厚な味つけ、あるいはソースの料理に合わせたいです。